前編のあらすじ
一人旅で名古屋に来たノウキンに『名古屋洪水族館』をオススメした色違いコイキングの『シャチホコ』。
シャチホコの強い要望に応えて、ノウキンは名古屋港水族館に行くことに決めた。
北館から入館したノウキン達は巨大な水槽で泳ぐ『シャチ』・『イルカ』・『ベルーガ』に感動しつつ、数多くの骨格標本から鯨類の進化の歴史を学んだ。
北館を堪能したノウキン達は、勢いをそのままに南館へと足を踏み入れるのだった。
本記事は『名古屋港水族館』の魅力を紹介する記事の後編であり、5つの海の多様な生物に出会える南館を紹介します。
北館の紹介は前編の記事で書きましたので、そちらも併せて読んでいただけますと幸いです。
また、名古屋港水族館のチケット購入は、日本最大級のレジャー・体験予約サイト『アソビュー』がオススメです。
スマートフォンで事前に電子チケットを購入でき、当日はQRコードをかざすだけでスムーズに入館できます。
南館には、大きく分けて『日本の海』・『深海ギャラリー』・『赤道の海』・『オーストラリアの水辺』・『南極の海』という5つの海をモチーフにしたエリアと『くらげなごりうむ』というクラゲ専門のエリアがあります。
南館に到着!
こっちはどんな生物に会えるか楽しみっす!
南館では5つの海の様々な生物と会えます。
こちらもボリューム満載ですよ!
南館の各エリアには多種多様な生物がおり、本記事でその全てをご紹介することはできません。
そのため、本記事では南館の各エリアで筆者の印象に残った生物をピックアップして紹介します。
前編と同様に現地で撮った写真や動画により現地の様子がわかるような記事ですので、以下のような方にオススメです。
- 名古屋港水族館に興味があるけど遠くて行く機会がない。
- これから名古屋港水族館に行く予定があり、どんな展示があるか知りたい。
上記に当てはまらない方も名古屋港水族館に興味があれば、最後までお読みいただけますと幸いです。
※本記事は筆者が名古屋港水族館に行った2023年1月時点の情報になりますので、ご理解いただけますと幸いです。
日本の海
北館の大水槽も大きかったけど、南館の『日本の海』エリアの水槽もめっちゃ大きいっすね!
これは『黒潮大水槽』です。
日本周辺の海の環境を再現した大水槽ですよ。
日本の海の様々な生物と会えるってことっすね!
黒潮大水槽だけでなく、他にも多くの水槽がありますよ。
日本の海にどんな生物がいるのか楽しみですね!
マイワシ
『日本の海』エリアに入ってすぐに『黒潮大水槽』という巨大水槽があります。
そんな黒潮大水槽で一際目立つのが35,000匹もの大群で泳ぐ『マイワシ』。
マイワシは自然界で天敵が多いため、大群で同調して泳ぎ天敵の攻撃をかわす習性があります。
黒潮大水槽ではそんなマイワシの習性を見ることができ、大群で泳ぐマイワシは北館のシャチとはまた違った迫力です。
これが『マイワシのトルネード』かー
噂通り凄い迫力っすね!
『マイワシのトルネード』はイベントですよ。
ちょうど私達が来る前に終わったみたいです(汗)
なん…だと…
黒潮大水槽では『マイワシのトルネード』というイベントが毎日行われています。
イベントは餌やり時に音楽と水中照明を用いて大群のマイワシを幻想的に演出するという内容です。
餌をやるとマイワシ達が一斉に通常時より速いスピードで泳ぎ出し、その姿は「まるで1匹の巨大な生物が舞っているよう」と表現されます。
時間が決まっているので、見たい方は必ずイベントスケジュールを確認しましょう。
イベントスケジュール確認してなかった(泣)
『マイワシのトルネード』はもっと凄いのか…
通常時でこの迫力なので、見てみたかったですね。
私がスケジュール管理を怠ったばかりに申し訳ないです…
次来る時の教訓にするっす!
モンハナシャコ
独特な見た目と強力なパンチ力で有名な『モンハナシャコ』。
通称『シャコパンチ』と呼ばれるパンチの威力は貝や甲殻類の殻を叩き割れる程であり、ガラスの水槽に穴を開けた事例もあるそうです。
名古屋港水族館の公式YouTubeチャンネルにモンハナシャコの動画がありますので、シャコパンチの威力に興味のある方はご覧ください。
シャコパンチ…とんでもない威力っす!
あのパンチを受けたら戦闘不能待ったなしです(汗)
また、12種類の色覚(ヒトは3種類)が備わっていたり、他の生物が認識できない不可視光線(赤外線や紫外線など)が見えるなど優れた視覚を有しており、多くの研究者に注目されています。
意外なことに日本にも生息しており、名古屋港水族館では日本の海エリアに展示されています。
石に紛れていて見つけにくい場合もありますので、見逃さないように水槽を注意深く観察してください。
モンハナシャコって日本にいるんっすね!
いつか飼ってみたいなー
シャコパンチで水槽を壊されることもあるので、飼育はけっこう大変みたいですよ。
シャコパンチを筋肉で防げば問題ないっす!
そういう問題なんだろうか(汗)
ミカヅキツバメウオ
その異様な縦長さに目を奪われる『ミカヅキツバメウオ』。
本来は温暖な海に生息していますが、海流の影響で北上してくる『死滅回遊魚』であり、日本沿岸でも確認されています。
死滅回遊魚はその多くが冬の寒さに耐えられずに死んでしまう大きなデメリットがありますが、生き残る個体がでれば新たな生息地を獲得できるメリットもあると考えられています。
見た目のインパクトが凄い!
ただ、海流に流されたら大半が死んじゃうのはかわいそうっすね…
地球温暖化で海水の温度が上がれば生息地が広がる可能性があるので、全く意味がない訳ではないですけどね。
見た目と同じで大胆な戦略っすね(汗)
見た目が大胆なのは幼魚の時だけですよ。
ミカヅキツバメウオは成魚になると姿が変わるんです。
ミカヅキツバメウオは幼魚と成魚で姿が大きく異なります。
成体になると幼魚の頃の派手な背ビレが短くなり模様も消えて、どこの海にもいそうな魚の姿へと変化します。
幼魚の姿を見たい場合は早めに名古屋港水族館に行くことをオススメします。
まるで大学デビューして尖っていた学生が就職して特徴を失った社会人になったような変わり様っすね(汗)
なかなか秀逸な例えですね。
ポケモンならガッカリ進化といったところでしょうか。
ガッカリって言っちゃってるし(汗)
私達は運が良かったということですよ。
幼魚の姿を見られる期間はそう長くないですから。
深海ギャラリー
『深海ギャラリー』はだいぶ照明が暗くなってるっすねー
照明を暗くすることで深海を演出しているんでしょうね。
展示している生物の負担も減らせますし。
深海は珍しい生物が沢山いるし、テンション上がってきたっす!
タカアシガニ
『深海ギャラリー』に入ると最初に『タカアシガニ』が展示されています。
タカアシガニは節足動物の中でも世界最大の生物であり、大型な個体だと両足を広げた長さが3 mにも達します。
名古屋港水族館には大型の個体もいるので、深海ギャラリーに行った際はその大きさを体感してください。
カニどころか節足動物の中で世界最大なんっすね!
人生で一度でいいから一匹丸ごと食べてみたいなー
調べたら、2万円くらいで食べられるお店が静岡にあるみたいです。
静岡に今度行く時はそのお店に寄るの決定っす!
勢いで調べてしまったけど、水族館で話す内容ではないですね(汗)
トラザメ
タカアシガニの展示から少し進むと『トラザメ』の展示があります。
トラザメは飼育しやすいため、水族館で見られるのは決して珍しくありません。
そんな生物が印象に残った理由は、隣にあるトラザメの卵の展示。
卵は半透明なので中身の様子が観察することが可能であり、胚が動いている様子はインパクトがあります。
トラザメの卵なんて初めて見たっす!
中身めっちゃ動いてて、ちょっと不気味かも(汗)
不気味かもしれませんが、生命誕生の過程を見れるのは貴重です。
繁殖を得意とする名古屋洪水族館らしい展示ですね。
ダイオウグソクムシ
言わずと知れた大人気深海生物の『ダイオウグソクムシ』。
等脚目で最大の種であり、大きさは約20〜50 cmです。
同じ等脚目のダンゴムシがこの大きさだったら、ビックリして腰を抜かしてしまうでしょう。
他の水族館では赤い光を当てられて実際の色合いがわかりにくいことが多いのですが、名古屋洪水族館ではそれほど強い色の光を当てられておらず実際の様子が観察しやすくなっています。
ダイオウグソクムシは何度見てもインパクトがあるっすね!
それにしても、名古屋港水族館の展示は見やすいような…
それは他の水族館よりも赤い光が抑えられているからです。
深海生物は赤い光を感じにくいと考えられていて、光によるストレスを減らすために展示内に赤い光を当てる水族館が多いそうです。
展示が見やすいのはありがたいけど、名古屋港水族館の展示は大丈夫なんっすか?
詳しくはわかりませんが、展示の見やすさと生物への負担軽減を両立するために名古屋港水族館も努力しているのだと思いますよ。
深海生物の標本
深海ギャラリーには生きた生物だけでなく、深海生物の標本も数多く展示されています。
知名度の高い『メンダコ』や『チョウチンアンコウ』を始め、『ビワアンコウ』のようにあまり知られていない深海生物の標本もあります。
ちなみに、標本の展示付近には昔の潜水服のレプリカがあります。
ホラーな見た目がトラウマになる人もいるそうですが、筆者はウルトラセブンに登場する某宇宙人を思い浮かべました。
標本も印象的だけど、潜水服のインパクトがありすぎっす(汗)
こんな格好の人が海に潜ってくると思うとゾッとします(汗)
赤道の海
今度は明るくなってきた!
心なしか水槽内も今まで以上に綺麗に見えるっす!
ここからは『赤道の海』エリアですね。
このエリアは1〜3階に渡って続きますよ。
1〜3階に続いてるって凄い推されてるなー
どんな生物に会えるのか楽しみっす!
シノノメサカタザメ
深海ギャラリーを抜けると『赤道の海』エリアになり、最初に『サンゴ礁大水槽』が広がっています。
そこで泳ぐ生物の中で一際目立っているのが、『シノノメサカタザメ』。
名前からしてサメと思うかもしれませんが、実はエイの一種。
サメとエイの違いは「エラの位置」であり、サメは体の側面、エイは体の下側にエラがあります。
シノノメサカタザメのエラは体の下側にあり、サンゴ礁大水槽ではそれを確認することができます。
名前からしてサメかと思ったけど、エイの一種なんっすねー
サメとエイは「エラの位置」で区別できます。
シノノメサカタザメは体の下側にエラがあるので、エイに分類されます。
サンゴ礁大水槽はトンネルみたいになっているから、シノノメサカタザメが上側を泳いでる時にエラの位置を確認するチャンスがあるっすね!
ウミガメ
2階に昇ると『ウミガメ回遊水槽』があり、そこで『アカウミガメ』・『アオウミガメ』・『タイマイ』が泳いでいます。
どの種類かは甲羅で見分けることができ、アカウミガメは「赤茶色のハート形」、アオウミガメは「楕円形」、タイマイは「平たく縁がギザギザ」というそれぞれの特徴があります。
見分けるのが難しい個体もいるので、目に入ったウミガメがどの種類かを当てるのも楽しみ方の1つです。
ここは『ウミガメ回遊水槽』です。
3種類のウミガメが泳いでいますよ。
ウミガメとの距離がめっちゃ近い!
でも、どの種類かわからないっす(汗)
それぞれ甲羅に特徴がありますよ。
近くに解説もあるので、確認してみてください。
確かによく見ると甲羅が違う!
観察してるウミガメがどの種類か当てるのも面白そうっすね!
また、3階にはアカウミガメとアオウミガメの赤ちゃん(生後約1年半)が展示されています。
活発的に動くアカウミガメの赤ちゃんに対して、アオウミガメの赤ちゃんがボーッとしているのが個人的にはツボでした。
実際、肉食のアカウミガメよりも草食のアオウミガメの方が性格は穏やかと言われており、赤ちゃんの頃から性格が異なることがわかります。
(下)アオウミガメの赤ちゃん
今度はウミガメの赤ちゃんだ!
片方はめっちゃ動いてるけど、もう一方は全然動かないっす(汗)
積極的に動いてるのは肉食で活発的な『アカウミガメ』、全然動かないのは草食で穏やかな『アオウミガメ』の赤ちゃんですね。
赤ちゃんの頃からそれぞれの性格が現れてるのは面白いっすね(笑)
オーストラリアの水辺
なんだか熱帯みたいな雰囲気に変わったような?
ここは『オーストラリアの水辺』エリアで、オーストラリアに生息する植物を使って現地の水辺を再現しているそうですよ。
オーストラリアといえば、ご先祖様の故郷!
そこに住む生物に会えるなんて楽しみっす!
チリメンナガクビガメ
『オーストラリアの水辺』エリアには複数種のカメがいますが、その中でも特に目立つのが『チリメンナガクビガメ』。
カメは首の納め方によって『潜頸類』と『曲頸類』に分類されており、一般的に思い浮かべる「甲羅に対して垂直に首を納めるカメ」は潜頸類、それに対して「甲羅に沿うように首を曲げて納めるカメ」は曲頸類です。
曲頸類は南半球に生息する種が多く、オーストラリアに生息するチリメンナガクビガメも曲頸類に分類されます。
なんか模型がヤバいものに見えてしまったっす…
ご主人、心が汚れてしまいましたね。
何とは言ってないじゃないっすか!汗
それにしても、曲頸類のカメを野生で見たことないっす。
曲頸類のカメは潜頸類と比較して圧倒的に少ない上に、大半が南半球に生息しているので、日本で野生の個体を見ることはないでしょうね。
オーストラリアハイギョ
オーストラリアの水辺エリアの目玉生物は『オーストラリアハイギョ』。
ハイギョ(肺魚)はウキブクロに肺の役割が残っている魚類でエラ呼吸に依存しない種が多いのですが、オーストラリアハイギョはエラ呼吸が中心であり、ハイギョの中でも異端な存在です。
空気中の酸素をウキブクロに取り込める他のハイギョは乾燥状態でも生き残れますが、エラ呼吸中心のオーストラリアハイギョは乾燥状態では死んでしまいます。
オーストラリアハイギョは「ハイギョの特徴を捨てたハイギョ」なんです。
それってただのデカい魚なんじゃ…
そんな彼らにも「最も原始的なハイギョ」というアイデンティティがあります。
現存のハイギョ自体が数億年前から存在する「生きた化石」と呼ばれていますが、その中でもオーストラリアハイギョは最も原始的な種であると言われています。
オーストラリアハイギョが最も原始的なハイギョと考えられる理由、それは「ヒレの形状」です。
アフリカや南米に生息するハイギョのヒレは細い「ムチ状」ですが、オーストラリアハイギョのヒレは幅広い「オール状」。
化石で確認されているハイギョの祖先のヒレもオール状であったことから、オーストラリアハイギョが最も原始的なハイギョと考えられています。
(右)オーストラリアハイギョ(オール状のヒレ)
確かに他の水族館で見たハイギョとヒレの形が全然違うっす!
ほとんどのハイギョがムチ状のヒレなのに対して、オーストラリアハイギョはオール状のヒレという祖先の特徴をもっているんですよ。
ご先祖様の特徴を唯一もっているから原始的な種と考えられてるってことっすね!
南極の海
今度は寒そうなエリアに着いたっすねー
実際はそんなに寒くないけど。
ここは『南極の海』エリアです。
いよいよ5つの海の最後のエリアですよ!
南極といえばペンギン!
それ以外にもどんな生物がいるのか楽しみっす!
ペンギンはもちろん、一般的に知られていない生物もいますよ。
ナンキョクオキアミ
『南極の海』エリアの入口付近には珍しい南極の生物が展示されており、その内の一種が『ナンキョクオキアミ』。
体長5 cm程度と小さいナンキョクオキアミですが、巨大な群れで泳ぐ習性があり、その生物量は地球上でトップクラス。
あまりに数が多過ぎるので、他の生物の餌となることで南極の生態系を支えています。
『ナンキョクオキアミ』が食べられることで南極の生態系は成り立っているんっすね(泣)
彼らの犠牲無くして南極に生物は存在できないのかもしれませんね。
自己犠牲の精神が強いナンキョクオキアミですが、人間には非協力的で飼育するのがとても難しいです。
あまりの飼育の難しさにより、世界でナンキョクオキアミを展示しているのは名古屋港水族館のみ。
名古屋港水族館は独自に飼育方法を確立し、2000年にはナンキョクオキアミの繁殖にも成功しています。
そんな名古屋港水族館の飼育方法は海外の研究機関にも採用されており、様々な研究に貢献しているそうです。
飼育方法を確立するなんて凄すぎっす!
名古屋港水族館はもはや研究機関と言っても過言ではありませんね。
シワヒモムシ
その見た目から名古屋港水族館で最も印象に残るであろう生物の1種である『シワヒモムシ』。
展示中はほとんど動きませんが、食事をする時は魚を丸のみするダイナミックさを見せます。
名古屋港水族館の公式YouTubeチャンネルに食事をするシワヒモムシの動画がありますので、興味のある方はご覧ください。
本当に丸のみだ(汗)
食事の時はこんなにダイナミックに動くんっすねー
普段は本当に生きてるのかと思うくらい動きませんけどね。
そのせいか南極から来て20年以上展示されなかったそうですし。
20年以上も!?
シワヒモムシが名古屋港水族館で展示され始めたのは2015年からですが、実は1991年からいる最古参の一種。
しかし、あまり動かないこととグロテスクな見た目から展示に向かないと考えられてしまい、開館当初からのメンバーであるにも関わらず、20年以上の間バックヤードで飼育されていました。
変わった生物が注目されだした2010年代から風向きが変わり始め、2015年に満を持して展示されたという過去があります。
長い間バックヤードを温め続けていたなんて…
シワヒモムシは苦労人なんっすね(泣)
私は名前とかけて働かずに食わせてもらう『ヒモ』と思いましたが、言うのはやめておきましょう。
エンペラーペンギン
ナンキョクオキアミやシワヒモムシなど珍しい生物の展示から少し歩くと『ペンギン水槽』があります。
ペンギン水槽には4種類のペンギンがいますが、特に注目されるのが世界最大のペンギンである『エンペラーペンギン』。
世界最大である理由は-60℃という南極の過酷な寒さを耐えるためであり、皮膚の下には分厚い脂肪が蓄えられています。
また、繁殖も南極で行う数少ないペンギンであり、「世界で最も過酷な子育てをする生物」と言われています。
そんなエンペラーペンギンを展示している水族館は日本全国で2ヶ所のみ(もう1ヶ所は『アドベンチャーワールド』)ですので、名古屋港水族館に来たらその姿を必ず目に焼き付けましょう。
あれが『エンペラーペンギン』!
聞いてた通り、大きいペンギンっすねー
世界最大のペンギンですからね。
あの体格だから過酷な南極で生活することができるんです。
流石はエンペラー!
ペンギン水槽には『ヒゲペンギン』・『アデリーペンギン』・『ジェンツーペンギン』もいます。
各種類のペンギンの特徴を観察してみるのもオススメです。
また、ペンギン水槽を進むと『ペンギン情報コーナー』に着き、ペンギンに関する様々な展示や掲示物があります。
ペンギンの標本など博物館のような展示が多く勉強になりますが、思わずクスッと笑ってしまう『ペンギンタイムズ』という新聞風の掲示物が個人的なオススメです。
なるほど…良い石がモテるための必須アイテムなのか!
ご主人が参考にしても無意味なのでは(汗)
くらげなごりうむ
5つの海をコンプリート!
これで名古屋港水族館は攻略したっすね!
ご主人、まだ終わっていませんよ!
1階に『くらげなごりうむ』があります。
5つの海のエリア以外にも展示があるんだ!
名前からしてクラゲに特化したエリアっすか?
その通りです。
様々なクラゲがいますよ。
最後にクラゲを見て和んで帰るっす!
ミズクラゲ
5つの海のエリアとは独立している『くらげなごりうむ』に入って最初に目に入るのは『ミズクラゲ』。
日本近海にも生息し、多くの水族館で展示されている最も一般的なクラゲです。
そんな地味なミズクラゲですが、名古屋港水族館では様々な色でライトアップされて人気の展示となっています。
壁と天井が鏡になっていて遠目から見ると幻想的な雰囲気を味わえますので、ぜひ現地で体験してください。
いきなり凄い綺麗な展示っす!
幻想的でずっと見ちゃいそう…
ここに展示されている『ミズクラゲ』は一般的なクラゲですが、名古屋港水族館の工夫された展示は大人気です。
珍しくない生物の展示を大人気にするなんて、恐るべし名古屋港水族館!
カラージェリーフィッシュ
体色のカラフルさが印象に残る『カラージェリーフィッシュ』。
様々な体色の個体がおり、共生している褐虫藻の種類や量によって体色が決まります。
褐虫藻はクラゲの細胞内に共生する微生物であり、様々な色素をもつ種類が存在します。
名古屋港水族館には青・白・赤茶色の個体がおり、それぞれが異なる種類の褐虫藻を共生させていると考えられます。
今度はクラゲ本体がカラフルっす!
『カラージェリーフィッシュ』は細胞内に共生させている褐虫藻によって色が決まります。
まさか色を変えるために褐虫藻を共生させてるんっすか?
いいえ、褐虫藻が光合成して生成した物質を得るのが共生の目的です。
体色に関しては結果的にカラフルになっただけみたいです。
エピローグ
沢山の生物に会えて大満足!
シャチホコ、案内お疲れ様っす!
ありがとうございます!
ご主人のお役に立てて光栄です。
本記事では名古屋港水族館の南館の魅力的な生物を紹介しましたが、紹介できたのはほんの一部です。
紹介しきれなかった生物に関しては、ぜひ名古屋港水族館に足を運んでご自身の目で確かめてください。
また、最後に改めて紹介しますが、名古屋港水族館のチケット購入は『アソビュー』がオススメです。
新規会員登録すると5%OFFクーポンをもらえてお得に入場できますので、ぜひご利用ください。
そういえば、名古屋城にも行かなきゃ!
今から向かえば、まだ間に合いますよ。
でも、急にどうしたんですか?
撮りたい写真があるんっすよ!
それじゃあ、急いで名古屋城にレッツゴー!
◆
◆
1時間後、『名古屋城』にて
名古屋城に到着!
シャチホコ、写真撮るっすよー
あ、はい。
はい、チーズ!
「シャチホコ in 名古屋城」撮れた!
これで今回の目的は果たしたっす!
そのためにわざわざ名古屋に来たんかーい!
まぁ、ご主人との旅は楽しいから良しとしましょう(笑)
こうしてノウキンとシャチホコの名古屋旅行は幕を閉じた。
今回の記事はこれで終わりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!