2023年最初の一人旅で名古屋に来たっす!
ん?スマホが鳴ってる。
君はポケモンGOでゲットしたコイキングの『シャチホコ』!
何か言ってるし、『ポケモンGO翻訳アプリ』を使ってみよう。
※『ポケモンGO』にこのような機能はなく、『ポケモンGO翻訳アプリ』は存在しません。
ご主人!
名古屋といえば!
『名古屋港水族館』です!
旅のアドバイスを言ってたんっすね(笑)
水族館をオススメするなんて『みずタイプ』らしい!
私は水族館が大好きなので、日本最大の水族館である名古屋港水族館に一度行ってみたいのです!
無計画に名古屋へ行くと生じる「名古屋城以外の観光地を知らない」問題。
その問題を解決するのに最適な場所、それが『名古屋港水族館』。
名古屋港水族館は日本最大の水族館であり、生物好きなら一日中回っても飽きません。
名古屋駅から電車で約30分とアクセスが良いので、生物好きではない方にもオススメです。
シャチホコの要望に応えて、名古屋港水族館に到着!
日本最大って言われるのも納得の広さっすねー
初めてですが、ご主人が迷わないように案内します!
助かるっす!
シャチホコ、チケット売り場はどこっすか?
チケット売り場に行く必要はありません。
名古屋港水族館には『アソビュー』というサイトから購入する電子チケットがあります。
名古屋港水族館のチケット購入は、日本最大級のレジャー・体験予約サイト『アソビュー』がオススメです。
スマートフォンで事前に電子チケットを購入でき、当日はQRコードをかざすだけでスムーズに入館できます。
また、新規会員登録すると5%OFFクーポンをもらえて、お得に入場できます。
名古屋港水族館の場合、大人1名分の入場料が2,030円→1,929円(101円引き)になります。
クーポンでチケット代がお得になったっす!
QRコードをかざすだけなので、入館もスムーズでしたね。
めっちゃ楽だったっす(笑)
それじゃあ、まずは北館から見ていくっすよ!
名古屋港水族館は『北館』と『南館』に分かれており、それぞれの内容が大ボリューム。
本記事で紹介する北館は鯨類に特化した施設であり、大迫力の展示が数多くあります。
「鯨類=クジラ」と思っている人も多いですが、実はシャチやイルカも鯨類です。
北館の2階は『日本の海』・『オーロラの海』・『進化の海』という3つのエリアに分かれており、3階はイルカパフォーマンスなどを見る『メインプール』になっています。
本記事は筆者が現地で撮った写真や動画を載せ、北館の魅力を紹介します。
現地の様子がわかるような記事になっていますので、以下のような方にオススメです。
- 名古屋港水族館に興味があるけど遠くて行く機会がない。
- これから名古屋港水族館に行く予定があり、どんな展示があるか知りたい。
上記に当てはまらない方も名古屋港水族館に興味があれば、最後までお読みいただけますと幸いです。
※本記事は筆者が名古屋港水族館に行った2023年1月時点の情報になりますので、ご理解いただけますと幸いです。
シャチの巨大水槽『日本の海』
おー、いきなり『シャチ』の巨大水槽っす!
入館早々にかなり人が集まっていますね。
シャチは名古屋港水族館の顔っすからね!
『日本の海』エリアには、『シャチ』・『カマイルカ』・『バンドウイルカ』の展示があり、特に入場してすぐ目の前で巨大水槽を泳ぐシャチの展示には感動を覚えます。
名古屋港水族館の顔であるシャチはとても人気で、常に多くの人が集まり賑わっていました。
シャチは海で食物連鎖の頂点に立っており、「海の王者」と呼ばれることが人気の理由の一つでしょう。
そんな「海の王者」であるシャチを展示している水族館は日本全国で2ヶ所のみ(もう1ヶ所は『鴨川シ―ワールド』)であり、名古屋港水族館の『アース』は体調5.8 m・体重3 tで日本で飼育されている中で最大の個体です。
水面付近でゆったりしていることが多いですが、泳いでいる姿はまさに「海の王者」。
名古屋港水族館に来たらその姿を必ず目に焼き付けましょう。
回転しながら泳ぐシャチを見れるなんてラッキー!
ただ、最初の展示なのに数十分も経ってしまったっす(汗)
そろそろ次に行きましょうか。
『カマイルカ』と『バンドウイルカ』の展示が近いですよ。
シャチの展示のすぐ隣っすね!
「海の王者」であるシャチの展示の隣には、楽しそうに泳ぐイルカの展示が続きます。
イルカは1つの水槽に複数頭おり、イルカ同士が仲良く泳ぐ姿を見ることができます。
イルカ達、楽しそうに泳いでるっすねー
私もあんな風に泳ぎたいです!
おや?後ろの壁に何か掲示物がありますよ。
名古屋港水族館はイルカの繁殖に数多く成功しており、日本では数少ない人工授精を成功させた例もあります。
そんな名古屋港水族館生まれのイルカ達の特徴をまとめた掲示物がイルカの展示のすぐ近くにあり、職員さん達の愛情が伝わってきます。
名古屋港水族館で生まれたイルカ達を紹介する掲示物!
性格まで書かれてるなんて、どの子も愛されてるっすねー
私もご主人に愛されて幸せです!
そりゃ、シャチホコは相棒っすからね!
ベルーガが華麗に泳ぐ『オーロラの海』
次は、『オーロラの海』エリアです。
とても美しい水槽が印象的です。
『ベルーガ』が楽しそうに泳いでるっすねー
確か、別名『シロイルカ』って呼ばれてるんっすよね?
その通りです。
姿は似てますが、イルカと違うところもあります。
日本の海と同じフロアにある『オーロラの海』エリアには、極寒の北極海に生息する『ベルーガ』の展示があります。
ベルーガは別名『シロイルカ』と呼ばれるているようにイルカと姿が似ており、実際イルカと同じ鯨類です。
しかし、個体間のコミュニケーションに使用する『メロン』(頭部のふくらみ)がより発達していたり、背ビレがなかったりと体色以外にもイルカと異なる特徴があります。
また、ベルーガはイルカと異なり7個ある頸椎が融合しておらず、首を上下左右に90度近く動かせます。
頭のコブみたいなところは『メロン』と言います。
海でベルーガを見つけたらかぶりつきたいです。
果物のメロンじゃないんだからダメっすよ(汗)
冗談ですよ(笑)
トレーナーをからかうもんじゃないっすよ(笑)
あっ!間近にいるベルーガが回って遊んでる!
ベルーガは人懐っこい個体が多く、泳いでる最中にパフォーマンスを見せてくれることがあります。
名古屋港水族館のベルーガ達は窓の近くで遊んでいることが多いので、しばらく観察しているとパフォーマンスを見せてくれるかもしれません。
なんて華麗な回転!
私もあんな風に回りながら泳ぎたいです!
今後に期待っすね(笑)
良いもの見れたし、そろそろ次に行きますかー
ご主人、待ってください。
こっちにベルーガの個別紹介がありますよ!
名古屋港水族館は日本で初めてベルーガの繁殖に成功した水族館です。
飼育されている4匹中2匹(『ナナ』と『ミライ』)は名古屋港水族館生まれであり、それぞれ順調に成長しています。
掲示物にはイルカと同様に各個体の特徴がまとめられており、ベルーガ達も愛されていることが伝わってきます。
ベルーガの繁殖にも成功してるなんて驚きっす!
しかも、日本の水族館で初めての成功例ですからね。
今年の夏にも出産予定があるみたいですよ!
今年出産予定とは、これまた驚きっす!
2023年2月現在、メスの『グレイ』が妊娠していて夏頃に出産予定です。
今回の妊娠は2012年以来ということで心配されていますが、現段階では経過は順調とのこと。
無事に生まれてくれれば、今年の後半には名古屋港水族館でベルーガの赤ちゃんと会えるかもしれません。
ベルーガの赤ちゃんは滅多に見られないですよ!
今年の後半にも名古屋に来る理由ができたっすね(笑)
鯨類の博物館『進化の海』
次は『進化の海』エリアです。
鯨類の骨格標本の数は日本でも屈指ですよ!
いきなり凄い迫力の骨格標本があるっすね!
奥の方にも骨格標本がまだまだ沢山ありそうっす!
数だけでなく、骨格標本を通して鯨類の進化の過程を体感することができますよ!
シャチやベルーガを見たことで多くの方は満足するかもしれませんが、北館の最大の魅力は『進化の海』エリアと言っても過言ではありません。
エリアに入ってすぐにシャチやベルーガなど現代の鯨類の骨格標本が展示されており、好奇心をそそられます。
さらに、奥に進むと鯨類の祖先の骨格標本があり、それらを通して進化の過程を体感できます。
本記事では、鯨類の進化の過程を確認できる骨格標本をいくつかご紹介します。
最初に紹介するのは、2023年時点で確認されている鯨類の一番古い祖先の『パキケタス・アトッキ』(以降、『パキケタス』)の骨格標本。
パキケタスは陸上を中心に生息していた約5300万年前の生物であり、耳の骨に鯨類と同じ特徴があることから鯨類の祖先であると考えられています。
これがクジラやイルカの祖先!?
手足があるし、オオカミに近い気がするっす(汗)
素人の私には全く分かりませんが、説明には「耳の骨に鯨類と同じ特徴がある」と書かれています。
全然わからない(汗)
それにしても鯨類の祖先が陸上に生息してたなんて驚きっす!
パキケタスの隣に展示されているのは『アンプロケタス・ナタンス』(以降、『アンプロケタス』)の骨格標本。
体形が水の抵抗を受けにくい流線形になっており、水中に適応し始めた約4700万年前の鯨類の祖先です。
しかし、まだ後足が退化しておらず、アンプロケタスは陸上と水中の両方に生息していたと推測されています。
うーん、まだ鯨類って感じではないっすねー
カピバラっぽい気がするっす(汗)
見た目はともかく、アンプロケタスの時点でかなり水中に適応していて鯨類に近づいてる感じはありますね。
最後に紹介する骨格標本は、『ジゴリーザ・コッキイ』(以降、『ジゴリーザ』)。
ジゴリーザは前足が泳ぐのに適したヒレ状になり、完全に水中に適応した約4000万年前の鯨類の祖先です。
後足が退化して現代の鯨類にかなり近い姿になっており、後述する鼻の穴の位置も頭の上に移動しています。
後足が無くなったし、これは完全に鯨類っすね!
見た目は現代の鯨類ですが、説明だと鼻の穴の位置が違うみたいです。
鼻の穴?
現代の鯨類の頭上にある潮吹きする穴は、鼻の穴なんです。
ジゴリーザは現代の鯨類と比べて前方に鼻の穴があります。
あの穴って鼻の穴だったんっすね!
鯨類の進化の過程を語るのに重要なのは「鼻の穴の位置」です。
現代の鯨類は鼻の穴が頭上についており、そこから肺呼吸をしています。
鼻の穴が頭上にあることで泳ぎながら肺呼吸をすることができるため、鯨類が陸上から水中に生活圏を移す過程で徐々に位置が移動したと考えられています。
上の画像を見ると、陸上でも活動していたパキケタスとアンプロケタスは顔の先端に鼻の穴があることがわかります。
ジゴリーザになると頭上に鼻の穴がありますが、現代の鯨類と比べるとまだ前方であり、進化の途中であることが窺えます。
泳ぎながら肺呼吸するために鼻の位置が移動していったんですね。
鯨類の進化で重要なのは「鼻の穴の位置」!
覚えておくっす!
進化の海エリアには上記以外の骨格標本やそれ以外の展示も数多くあり、夢中で見続けてしまいます。
数時間立ちっぱなしになることもザラであり、途中で疲れることもあるかもしれません。
そんな時は途中にある『水中観覧席』で泳ぐイルカを見ながら休憩することをオススメします。
ご主人、長時間立ちっぱなしで疲れていませんか?
すぐ近くに座りながらイルカを見れる場所がありますよ。
確かに少し疲れたっす(汗)
そこでちょっと休憩しますかー
絨毯敷きになっていて座って休憩できるのに加えて、広々とした場所で悠々と泳ぐイルカ達を見れて身も心も癒されます。
また、メインプールの中を見ているので、イルカパフォーマンスの時はジャンプする前の加速した泳ぎを見れます。
室内で座りながらイルカを見れるなんて幸せー
悠々と泳いでる姿を見てると時間の流れを忘れるっすねー
そうですねー
私も泳いでいる気分です。
◆
◆
って、休憩し始めてから30分以上経ってる!?
マジで時間を忘れてた(汗)
ゆっくり休めましたし、そろそろ行きましょう!
進化の海エリアの最後は学術的なポスターが展示されてますよ。
進化の海エリアを締めくくるのは、水中観覧席のすぐ側にある学術ポスターの数々。
名古屋洪水族館は以下の大学などの研究機関と飼育している生物の共同研究をしており、展示されている学術ポスターはそれらの研究機関が実際の学会で発表したものです。
それぞれが興味深い研究をしており、まるで学会に参加した気分になりました。
学術ポスターの内容が気になる方は、ぜひご自身の目で確かめに行ってください。
また、海洋生物の研究に興味がある方は、上記の研究機関を調べてみると自分のやりたい研究が見つかるかもしれません。
まるで学会のポスター発表!
大学院時代を思い出すなー
学術研究に力を入れているのが伝わってきますね。
海洋生物の研究に興味がある人は必見っすね!
日本最大のスケール『メインプール』
ご主人、もうすぐ『メインプール』で『シャチの公開トレーニング』がありますよ。
シャチの公開トレーニング!
楽しそうだし、北館の最後に行ってみるっす!
進化の海エリアから最初の骨格標本まで戻るとエスカレーターがあり、それで3階に登ると『メインプール』に着きます。
エスカレーターの上には『シャチ』や『マッコウクジラ』の骨格標本が宙吊りになっており、移動時間さえ楽しめます。
(下)マッコウクジラの骨格標本
エスカレーターの上にまで骨格標本があるなんて!
しかも、めっちゃデカいっす!
下から見上げると先ほどの骨格標本とは違った迫力を感じますね。
骨格標本を楽しみながらエスカレーターを登って外に出ると、お待ちかねのメインプール。
名古屋港水族館のメインプールは幅60 m・奥行き30 m・最大水深12 mであり、日本最大のスケールです。
スタジアムの収容人数も約3000人と水族館の中では日本最大であり、巨大モニターも相まってまるでライブ会場のよう。
これが水族館のプール…?
間違えてライブ会場にでも来ちゃいましたかね(汗)
ご主人、間違えてないですよ。
今からここでシャチの公開トレーニングが始まります。
メインプールで行われるイベントは『イルカパフォーマンス』と『シャチの公開トレーニング』の2種類。
その日毎にスケジュールが組まれており、指定の時間にメインプールにいれば両方見ることができます。
筆者はシャチの公開トレーニングを見たので、そちらについて紹介します。
公開トレーニングを見る上での注意点として、シャチ達はスタジアムの反対側の2つのプールにいます。
つまり、公開トレーニング自体はメインプールでは行われません。
日本の海エリアにいた『アース』は出入口付近のプール、『ステラ』と『リン』というシャチの親子は観覧車側のプールで公開トレーニングをします。
スタジアムの席からでもモニター越しまたは遠目で見えますが、シャチの迫力を感じたい場合は以下の画像の赤枠で囲った辺りの場所で公開トレーンイングを見ることをオススメします。
スタジアムの席に座ったけど、シャチが遠いっす(涙)
シャチはメインプールで泳ぐわけじゃないんすねー
スタジアムの席からでも見えなくはないですけどね。
メインプールの巨大モニターに映像も映っていますし。
次来る時はシャチのいるプールの近くに陣取るっす!
公開トレーニングの内容としては、体調管理のための体温測定など他の水族館ではなかなか見られないことをします。
もちろんジャンプのトレーニングもしており、シャチの巨体によるジャンプはまさに圧巻です。
シャチのトレーニング日本の他の水族館では見られないので、名古屋港水族館に来たら必ず見るようにしましょう。
シャチのジャンプ、凄い迫力!
これだけでも来て良かったって思えるっす!
私も負けずに『はねる』を鍛え上げなければ!
『はねる』を鍛えても何も起きないっすよ(笑)
エピローグ(後編に続く)
いやー、楽しかったっすね!
次は名古屋城にでも行くっすかねー
ご主人、これで半分ですよ。
まだ南館があります。
なん…だと…
なんてボリューム!
南館には5つの海に生息する数多くの種類の生物がいますよ。
5つの海の生物!
よし、このまま南館へレッツゴーっす!
本記事では名古屋港水族館の北館の魅力を紹介しましたが、まだ南館が残っています。
このまま南館の魅力も紹介したいですが、あまりにも記事が長くなり過ぎてしまうため、後編の記事に続きます。
南館の内容も気になる方は、ぜひ後編の記事もご覧ください。
最後に改めて紹介しますが、名古屋港水族館のチケット購入は『アソビュー』がオススメです。
新規会員登録すると5%OFFクーポンをもらえてお得に入場できますので、ぜひご利用ください。
今回の記事はこれで終わりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!